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絶好のロケーションで遊ぼう 長沼フートピア公園

音楽フェスや夏祭りの多くが中止となっている今年の夏。思うように遊べていないという方も多いのではないでしょうか。

一方で、キャンプなどのアウトドアアクティビティの人気が改めて高まっている今年。登米にものびのび遊べる絶好のロケーションがあります。

東北自動車道「築館I.C.」から車で25分。登米市迫町の「長沼フートピア公園」は、登米をはじめ、仙台、石巻、一関や北上エリアからも多くの人が足を運ぶ公園です。

広々とした敷地内には魅力がいっぱい。公園で楽しめるアクティビティを「長沼フートピア公園」スタッフの佐藤純さんに教えていただきました。

オランダ仕込みの風車と記念撮影

公園正面玄関の駐車場からまず目に飛び込んでくるのが、丘の斜面に立っている風車。

丘の階段を上がって近くにいくと見上げるほどで、その高さは21m強。風車の建物には入れるようになっていて、風車の設計や材質について解説された資料が展示されています。

この風車は、オランダから取り寄せられた日本に数台しかない貴重なもの。電気は一切使われておらず、風力のみで動きます。

風を受けて風車が雄大に回る様子は、まるで本場オランダの丘陵地帯に訪れたかのようです。

童心に返るローラーすべり台を体感

風車のある丘から下へ伸びているのが、長〜いすべり台。県内最長といわれる111m! 公園を見渡せる最高の眺めが楽しめます。

休日はこどもたちで長蛇の列ができる人気のアスレチック、大人が滑ると……

お、お尻に響きます……

大人の体重で直に滑るとなかなかきついので、敷物持参がおすすめ。忘れたという方も、敷地内の「ふるさと物産館」でローラーすべり台専用段ボールが売られているので安心です。

ゆったり多目的広場で遊ぼう

長沼を背にして、約20,000平方メートルの広さを持つ多目的広場。こどもたちと思いっきり走り回るもよし、レジャーシートを広げてピクニックをするもよし。例年春先に行われている「東北風土マラソン」やグランドゴルフ大会等、様々な野外イベントの会場としてもつかわれています。

「広い敷地内なので、自転車乗りの練習をするこどもと親御さんもよく見られますよ。」と佐藤さん。「公園案内所」では、敷地内を回れる自転車の貸し出しもしています。

長沼ボート場でオリンピックに思いを馳せよう

多目的広場を抜けると、目の前に広がるのが公園の名前にもなっている長沼。

ここにある「長沼ボート場」は、今年予定されていた東京オリンピックのボート競技練習の候補地といえば、わかる方も多いはず。

周囲約24kmの長沼は、ボート競技で2,000mのレーンを8コース確保できる国内唯一の公認コース。過去にはオリンピックアジア大陸予選が開催されているほか、平成2年、平成29年には全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の会場になっています。

平成29年の大会時には公園スタッフとして働いていた佐藤さん。「大会開催前に地元の人に協力してもらい、大会参加校全130校の名前を書いた短冊を作って笹に提げ、七夕飾りとして会場に飾りました。『全国各地回っているけれど、こんなにもてなされた大会は初めて』と、選手のみなさんとそのご家族にとても喜ばれました。」

園内にはボートをかたどった花壇も

3つのエリアでキャンプに挑戦

キャンプの経験がないけれどチャレンジしてみたい、こどもたちと一緒に周りに気兼ねせずキャンプを楽しみたい。そういった方にぴったりなのが、「長沼フートピア公園」のキャンプサイト。敷地内に3つのエリアがあります。

まずは、キャンプ専用駐車場に車を停めて、台車などで荷物を運び、サークル広場を囲むように整地された芝生にテントを張って楽しむ「一般キャンプサイト」。芝生に直火はNGですが、キャンプファイヤーができるサークルがあるので、夏場は手持ち花火もOK。

2つ目は10区画に分けられている「オートキャンプサイト」。それぞれの区画内には車を停められ、100Vの電源コンセントが設置されているので、電気を使う調理器具でのアウトドア料理も楽しめます。

3つ目は「芝生広場キャンプサイト」。「多目的広場」と同じ広さでのびのびと使えます。オートキャンプサイトのように区画割や電源コンセントはありませんが、車の乗り入れができ、車のそばにテントを張ることができるので、急な天候の変化や小さなお子さんがいる方にも安心です。

また、屋根付きの調理場や、キャンプ場利用者専用のシャワー室と洗濯・乾燥機、トイレがある「サニタリー館」もあるので、連泊の方も快適に過ごすことができます。

オリジナルフードでアウトドアを盛り上げよう

たっぷり遊んだ後は、腹ごしらえ。公園玄関入ってすぐの「ふるさと物産館」では、登米産の新鮮な野菜やお土産が揃っているほか、食堂には、ここでしか食べられないオリジナルフードメニューが充実しています。

食べ応えのあるソーセージは登米「伊豆沼農産」のもの
「長沼フートピア公園」のキャラクター・ふーしゃんをイメージした「ふーしゃんソフト」。カラフルでさくさくとした食感の丸いお菓子が散りばめられていて、クリーミーなソフトクリームのアクセントに

今後も、外で食べられるような手軽なスナックやフードを充実させていくそう。定期的に変わるメニューを楽しみに、公園を訪れるのも良いかもしれません。

 

今から約30年前に開園した「長沼フートピア公園」。地元内外に関わらず、リピーターの方も多いそう。

「週末キャンプしたいなと、思い立ったら気軽に来られる立地と環境がこの公園の魅力。スタッフの中にはキャンプ初心者もいて、本格的なキャンプはちょっと……という気持ちもよく理解できます(笑)だからこそ、ビギナーの方にも楽しんでいただけるよう、心からお迎えしたいと思っています。

ご家族やご友人でマイペースに楽しんでいただいて、また来たよ〜と繰り返し足を運んでもらえるのが何より嬉しいです。

四季折々の自然、長沼の見える眺望の良さといった、ここにあるものを生かして、これからも飽きない公園づくりをしていきたいです。」

佐藤さんをはじめ、明るいスタッフの皆さんが親切に要望や疑問に応えてくださいます。夏から秋にかけてのレジャーにぜひ訪れてみてください。

公園に訪れたらまずは「公園案内所」へ。おすすめの過ごし方を聞いてみては

長沼フートピア公園

宮城県登米市迫町北方字天形161-84

開園時間・施設利用について

http://fp-naganuma.co.jp/?module=information

★キャンプサイトを繰り返しご利用いただいた方へスタンプカード特典も!

http://fp-naganuma.co.jp/?module=smile_collection_contents&smile_collection_id=150