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田園風景に突如現れるあれは何?田んぼに浮かぶモン・サン=ミシェル?リアル¨登米¨の秘密
登米市は名前のとおり米どころ。
その田園風景に突如現れるインフラ構造物、カントリーエレベーターをご存知ですか?
長文覚悟!
<カントリーエレベーターとは?>
農家が刈り取ったお米(籾:モミ)を乾燥させ、大きなサイロで貯蔵する。お米屋さんや精米工場から注文が来ると、サイロから籾を出して籾摺(モミスリ)して玄米で出荷する。
<なぜカントリーエレベーターと言うの?>
アメリカの農村(カントリー)で、背の高いサイロにお米や麦などを上げるために昇降機(エレベーター)が付いていて、その高さがとても高いため地域のシンボルやランドマークになっている。この2つの言葉が合体して出来た言葉と言われている。
登米市にはカントリーエレベーターが7施設(迫町、登米町、中田町、豊里町、石越町、南方町、米山町)あります。
米どころですもんね。
さて、JAみやぎ登米さんのご協力をいただき、「石越カントリーエレベーター」を見学させていただきました。
※撮影日は7月上旬。9月の第2週あたりから新米の搬入がはじまり、1月から6月にかけて乾燥・籾摺が行われる。
カントリーエレベーターがカラの状態になるのは7月と8月の2か月だけ。
この2か月も翌シーズンに向けてのメンテナンスに忙しい時期。貴重なお時間をいただきました。
※通常は見学出来ませんのであしからずご了承ください。
中がどうなっているのか、どんな世界が繰り広げられているのか想像つきますか?
まずはじめに石越カントリーエレベーターの基本情報
本名:JA石越町穀類乾燥調製貯蔵施設
住所:登米市石越町南郷字新小高46
誕生日:平成10年2月13日(着工は平成9年6月11日)
敷地面積:9,010㎡
建物面積:1,354.70㎡
製造会社:株式会社山本製作所
【秘密基地のような内部に潜入】
石ノ森章太郎先生を輩出した登米市。
秘密結社 米米俱楽部があるかモネ。イーッ!
【カントリーエレベーターの頭脳?中央集中操作盤】
【稲刈りのあと、農家さんがカントリーにお米を搬入、荷受けホッパーから昇降機へ】
昇降機、登米、「登る米」する機械。登米市の登米。
おのずと上を見上げます。
立身出世、開運のご利益があるかモネ。
稲刈りの後、カントリーエレベーター周辺は「軽トラのパレード」になるとのこと。
【リアル¨登米¨したお米はベルトコンベアを通ってサイロへ】
【サイロの内部】
石越エレベーターは、風力で籾を乾燥させる。
市内には、火力で乾燥させるカントリーエレベーターもある。
石越カントリーエレベーターのサイロは8機。
神殿のよう。
【サイロ】
乾燥され、選別された玄米がカントリーエレベーターから出荷されます。
本当はもっと細かい工程がありますが、これ以上の長文になるのを避けるため割愛します。
「米」という漢字の成り立ちには諸説ありますが、お米が実り収穫するまでに八十八回の手間をかけるから。
そしてその後、皆さんの食卓に並ぶまでにもたくさんの手間・工程があります。
「登米に渡米」して、突如現れる「田園のモンサンミッシェル」を見かけたら、普段何気なくおいしく食べているお米に思いを馳せてみるのもよいかモネ。
最後に、石越カントリーエレベーターの職員の方にカントリーエレベーターのチャームポイントを伺いました。
「目立つところ」とのこと。
【石越カントリーエレベーターから見える迫カントリーエレベーター】
確かに目立つかモネ。