くらし
登米市民のみんなでPR誌をつくる!「シティプロモーションゼミ」
市民による登米市のPR誌編集部結成
2019年、登米市では登米市の魅力を全国に発信するプロジェクト「シティプロモーションゼミ」をスタートしました。シティプロモーションゼミは、登米市民による登米市PR誌制作を目的に、プロの編集者やプランナー等を講師に「PR誌づくり」や「雑誌の編集」を学びました。2019年度に計5回実施し、時にはプロのクリエイターを特別講師に、登米市の魅力をどうやったらもっと魅力的に発信できるか、どんな登米市の魅力を届けたいかなどを考え、PR誌を制作してきました。
雑誌の編集をプロに学ぶ
シティプロモーションゼミでは、毎回プロの雑誌編集者を講師にゼミを開催してきました。講師を務めていただいたのは、地域の魅力を発信する雑誌制作のプロ「せんだいタウン情報 S-style」などを発行する出版社の統括編集者「川元茂さん」
川本さんは「せんだいタウン情報 S-style」「ファッション&ピープルマガジン COLOR」「大人ためのプレミアムマガジン Kappo」の編集長を務め、Kappo編集長を退任後、現在は編集部全体を統括している雑誌編集マスター。
川本さんの講演はもちろん、シティプロモーションゼミ参加者とのディスカッションなどを重ねて、PR誌の内容を検討してきました。
コピーライター、カメラマンによる特別勉強会
シティプロモーションゼミの3回目には、プロのコピーライター、カメラマンを特別講師にPR誌の実際の制作にとって重要なキャッチコピーの書き方と写真の撮り方を学びました。コピーライターの沼田佐和子さんからは、PR誌を構成する文章の種類や役割を学び、さっそくキャッチコピー(タイトル・見出し)の作り方のレクチャーを受けました。沼田さんが伝授してくださった、伝わる文章の3か条がこちら!
カッコつけようとしたら その瞬間に伝わらないと心得よ。
自分の感情「びっくり!」「すごい!」をとっても大切に。
見出しやキャッチコピーの言葉は取材時に見つけるべし。
カメラマンの新井直哉さんからは写真の基本とキーワード(シャッタースピード・絞り・被写界深度・照明)のかんたんな解説を聞き、いよいよ今回のPR誌制作に適した写真撮影のノウハウを学びました。ブレない、はみ出さない、斜めに撮らない、そして光や画角、撮影角度に気を付けて、いかにコンパクトデジタルカメラやスマホで、誌面掲載できる写真を撮るか、座学の後は実際に参加者のみなさんで撮影体験を行いました。
ついに登米市民によるPR誌「あなたの知らない登米」完成
5回のシティプロモーションゼミで学んだことを、市民による編集部メンバーが実践。メンバー自身が取材先と交渉し、取材を行い、文章を書き、写真を撮影。まさに登米市民の手によるPR誌づくりとなりました。
PR誌のタイトルは、「あなたの知らない登米」。登米市民でも知っているようで知らない、登米市民でなければきっと知らない登米市の魅力を集めました。
登米市の水、花、グルメなどをテーマに、登米の魅力を感じていただけるPR誌が出来上がりました。
「あなたの知らない登米」は宮城県内で近日無料配布スタート。見かけたらぜひ手にとって見てください。